2012年9月27日木曜日

ビタミンB1とは

ビタミンB1欠乏症で有名な脚気は、ビタミンB1を投与すれば、びっくりするほどの回復を見せるけど、同じビタミンB1欠乏症のウェルニッケ症候群は、ビタミンB1を投与しても元の状態には回復できません。

ウェルニッケ症候群は中枢神経が侵される神経疾患で、手足や顔面の痺れ、言語や記憶障害などが現れます。

ビタミンB1は、糖質代謝ビタミンと言われています。

糖質のグルコースを分解するのに必要な酵素の働きを補助する役割がビタミンB1にあるからです。

このようにエネルギーをつくる働きがあるビタミンはビタミンB1のほかに、ビタミンB2やナイアシン、パントテン酸があります。

ビタミンB1は水溶性ビタミンなので、水や熱に弱く、調理の仕方によっては30~50%が失われてしまいます。

水道水に含まれる塩素でも激減してしまうので、米の研ぎすぎはよくありません。

ビタミンB1の化学名はチアミンといいます。

にんにくやネギ類、にらにはアリシンという成分が含まれています。

これがビタミンB1と反応するとアリチアミンを生じ、このアリチアミンはビタミンB1と同様の働きがありますが、その機能性はB1以上です。

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