木版画で生活の一部として広まったのは、カードやカレンダー、絵本などがあります。
これらは、今でも自作することが可能でしょう。
特にカードは、現在において年賀状として見ることができます。特に木版画ブームを支えた物は年賀状でしょう。
自作の年賀状作りは今ではパソコンで印刷することが主流ですが、一昔前にプリントゴッコという年賀状作りに最適なものが流行っていました。
これは木版画が分類される凸版画ではなく、孔版画に分類される版画の技法です。
孔版画は、インクが通過する孔とインクが通過しないところを作って製作します。
プリントゴッコは、面のすべてでインクが通過するので、インクを囲ってインクが通過する範囲を限定して作る技法でした。
版画で年賀状を作る方法として、プリントゴッコ以外にゴム版画があります。
ゴム版画は凸版画の一種で木版画と原理は同じです。
ゴム版画に使うゴム版は柔らかく彫りやすいので、短時間で絵を彫ることができます。
ゴム版画で注目すべきは、かかる経費です。
ゴム版自体が凄く安く、版画サイズだと50円からあります。
彫るために必要な彫刻刀は、昔誰もが小学校でやった木版画用のがあればそれで大丈夫です。
無ければ、買うことになりますが、彫刻刀3本セットで1,000円くらいです。
インクも100~円から買えます。
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